メンズエステのセラピスト求人では女性からさまざまなご質問をいただきますが、中でも多いのがこんな質問です。
ひと昔前はタトゥー（刺青）というとネガティブなイメージがありましたが、最近はファッションの一部としてすっかり定着しています。
そのため、おしゃれなタトゥーを入れている女の子も増えてきましたが、やはり接客業だとタトゥーOKかどうか気になる女性は多いようです。
そこで今回は
「メンズエステで働いても大丈夫なタトゥーの大きさは？」
「タトゥーがあるとメンズエステのお仕事で不利になることはあるのか？」
といったセラピスト志望者の疑問にお答えしていきます。
タトゥーがあっても働けるメンズエステは多い
まずは、結論からお伝えしておきましょう。
タトゥーが入っていても働けるメンズエステはあります！
あるメンズエステ求人サイトで「肩に大き目のタトゥーがあるのですが……」というユーザーさんからの質問に対して、お店からさまざまな回答が寄せられていました。
実際の店名は省略した上で、代表的な回答を抜粋して引用させていただきます。
「隠れる程度、気にならない程度であれば構いません♪」
「最近ではタトゥー入っていても問題ありませんよ」
「総合的に判断しておりますので、問題御座いません」
「かっこいいと思います。 上手くタトゥーを売り出していきますね！」
「お客様を癒すお気持ちがあれば、大丈夫ですよ」
「当店は制服での接客になりますが、その際制服を脱いだりすることはございませんのでお気になさらずお気軽にお問い合わせください」
「場所や大きさにもよりますので、気になる方は事前にご相談下さい」
「見えないようにテーピング必須です」
「当店在籍している女の子でもタトゥーある子もいますので安心してください」
「衣装で隠れれば問題ございません。 隠れない部分であれば、お客様にご了承を頂いてお通しする形になります。 今までタトゥーで断られたことはございません」
「問題ありません。個性の一つですので強みになれば良いと思います」
「タトゥーもご相談可能でございます 気になる方は、事前にお写真での確認も可能ですので求人窓口までお声掛け下さい」
「ワンポイント程度であれば大丈夫です」
「申し訳ございません。当店では採用不可となります」
「一度、拝見させて頂いてからの判断となります」
「デザインにもよりますがあまり大きなものですとお断りする可能性が高いです」
「服を脱ぐお仕事ではございませんので 目立たない場所でしたら大丈夫でございます」
「タトゥーを隠すファンデーションテープというものが売っておりますので、そちらを接客時につけて隠していただけるのでしたら大丈夫です」
「申し訳ございません。当店では採用不可となります。」
「タトゥーによる制限はございませんが、面接時にご確認させてください」
引用：メンエスナビ求人｜肩に大き目のタトゥーがあるのですが・・・
タトゥーが入っていたら採用不可というお店も一部にはありますが、概ねは大丈夫という回答が多いようですね。
中には、タトゥーをむしろ「個性」「かっこいい」と積極的に受け止めているお店も複数ありました。
ただし、タトゥーOKのお店でも一定の条件はあるようです。
その条件をざっくりとまとめると
・テーピングなどで隠せばOK
――と、こんなところになるでしょうか。
また、面接や応募の際にタトゥーの場所やサイズ、デザインを実際に確認した上での判断というお店も多く見受けられました。
では、タトゥーの場所やサイズはどこまでOKなのか。そして、どこからがNGなのか。もう少し詳しく見ていきましょう。
タトゥーありでもOKなメンエスの条件とは？
上述した通り、メンズエステでは隠せる程度のタトゥーならOKというお店が大半です。
なぜなら、メンズエステではセラピストが服を脱ぐことはありません。
風俗のようにお客様の前で裸をなることが「基本的に」ないため、肩や背中、太腿、お腹周りのタトゥーなら衣装で隠せます。だから、タトゥーや傷跡があっても気にしないメンズエステが多いのです。
「基本的に」と書いたのは、メンズエステは裸になることはないものの、お店によってはオプションでマイクロビキニなど露出度が高めなコスチュームに衣装チェンジするケースもあるから（※）。
※タトゥーが入っていたり、身体に傷があったりする女の子は、入店前にオプションの内容などもよく確かめておきましょう。
逆に言えば、メンズエステでは「隠せない大きさのタトゥーは禁止」としているお店が多いことも事実です。
求人広告で「タトゥーOK」を謳っているメンズエステでも、
・衣装や下着で隠れる程度のタトゥーならOK
・ワンポイント（たばこケース程度）ならOK
など、タトゥーのサイズについては条件付きのお店がほとんど。
やはりご年配などにはタトゥーに偏見があるお客様もいらっしゃるため、「お客様に見えなければOK」という基準をもうけているお店が多いようですね。
タトゥーOKのお店でも、面接前に写メなどでタトゥー箇所の写真提出を求められるケースがあります。事前にお店のスタッフによく確認しておきましょう。
タトゥーの面積が広すぎるとNGの可能性大
では、反対にNGになるタトゥーはどんな大きさやデザインなのでしょうか。
まず大きさですが、範囲が広くて隠せない場合はNGになるケースがあるようです。
例を挙げるなら――
・足全体
・顔
・全身
・胸から背中一面
このような場所にタトゥーがあると、メンズエステで働くことが困難になります。
メンズエステは「癒やし」を重視するお店です。そのため、特に高級店では、ワンポイント程度のタトゥーでも隠せない範囲に入っている場合は雇ってもらえないケースもあります。
もしも「範囲が広いタトゥーかも」と気になっているなら、応募の際に一度お店に問い合わせてみるといいでしょう。
デザインに関しては、下記のようなものはNGになりやすいです。
・全身に多種多様なタトゥーがある
・見える位置に大きなタトゥー跡がある
タトゥーのデザインによっては、やはりお客様に「怖い」といったイメージを与えてしまうこともあり得ます。
和彫りの場合、一般的にその傾向が強いようです。反対に、トライバルタトゥーなどはおしゃれな印象で受け止めてもらえるケースが多いでしょう。
また、メンズエステが目立つタトゥーをNGにする理由の一つに「身バレの危険が高くなるから」ということもあります。
メンズエステでは身バレ防止のために顔にボカシを入れたり、ホクロなど身体の特徴的な部分を消してくれたりといった対策をしてくれます。タトゥーも個人を特定される要因になり得るため、その作業にはもちろんタトゥーの修正も含まれます。
しかし、それはあくまでもホームページの「在籍写真」や「パネル写真」の場合です。
さすがに、TwitterなどのSNSにアップした写真までは修正してもらえません。そのため、思わぬところから身バレしてしまうリスクもないとは言えません。
さらに言えば、お客様がセラピストのSNSでタトゥーを見つけた場合に
と、お客様が不信感を覚えてしまう可能性も考えられます。
「癒やし」や「安らぎ」をテーマとするメンズエステでは、タトゥーはただでさえアグレッシブな印象を与えがち。そのため、ちょっとしたことでお客様から敬遠されてしまうこともあるのです。
新しい在籍店でのお客さんとのDMで、「”もちろん”ピアスやタトゥーはされてませんよね？」って言われてちょっとへこんだ
— 木名瀬 乙羽(きなせ とわ)👶💞@大阪セラピスト (@towa_dosukoi) April 6, 2023
まとめ
今回はセラピスト志望者から多い「メンズエステはタトゥーが入っていても働けるのか」という疑問にお答えしました。
まとめておくと、
ただし、タトゥーの大きさやデザインによっては不可の場合もある
ということになります。
若気の至り（？）でタトゥーを入れて「しまった！ これじゃメンズエステに働けない」と後悔していたあなた、ご安心ください。そんなに心配しなくても大丈夫です！
タトゥーについての細かい規定は、メンズエステ各店舗によって異なります。どうしても不安なら、面接の前にお店のスタッフさんに相談してみるといいですよ。
