メンエス未経験者は、そんな疑問を抱いているのではないでしょうか?
このコラムでは、メンズエステの一連の流れを詳しくご紹介しています。
セラピストがお客様を迎えて施術の準備をするところから、施術が終わってお見送りするまでの手順を解説していますので、メンズエステに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
メンズエステ=マッサージを提供するお店
今までそんな大まかなイメージしかなかった方も、このコラムを読めばメンズエステの具体的なマッサージの流れや施術の中身については自信を持って答えられるようになりますよ。
メンズエステのサービス内容と流れ
メンズエステの営業形態は、「店舗型」「マンション型」「デリバリー型」などがありますが、大まかな流れはどの営業形態でも同じです。
1.お出迎え
お客さまが入室したら、軽くご挨拶をしてお話しします。
このときにどの部分を重点的にマッサージしてほしいか、触ってほしくない箇所はあるかなどをヒアリングします。
お店によってはヒアリングシートがあるので、このときにお客さまに記入してもらいます
2.カウンセリングシート記入
メンズエステのサービスは、リラクゼーションマッサージによって体の凝った箇所をもみほぐし、癒すのがメインです。
そこで、セラピストがどこを重点的にほぐすのかを把握するため、施術前にヒアリング=聞き取り調査を行います。
男性客はカウンセリングシートと呼ばれる用紙に記載された質問に答え、その日の体調・コンディションや体の凝り具合などを伝えます。
もしも、マッサージをされたくない箇所があれば、この段階で申告しておいた方がいいでしょう。
このとき、セラピストがウェルカムドリンクとしてお茶をサービスしてくれるので、一息つきながら落ち着いて記入しましょう。
2.シャワータイム~紙パンツ装着
ひと通り記入を終えたら、エチケットとしてお客様にシャワーを浴びていただきます。
セラピストが浴室でシャワーを準備している間に男性客は脱衣し、バスタオル姿になって待ちます(ウェルカムドリンクを出すケースもあります)。
シャワーの準備が整ったら、セラピストが案内してくれるので浴室で体を洗います。
シャワーは一人で浴びるのが基本。セラピストは男性客があがってくるのを浴室の前で待機しています。お店によっては、背中など手が届きにくい箇所はセラピストが洗体サポートしてくれます。
メンズエステではセラピストと肌が密着する施術が多いので、臭いが気になりやすい部位(脇や股、足の爪など)は重点的に洗いましょう。不衛生にしていると、ちゃんとしたサービスが受けられなくなってしまいます。
シャワータイムもコース料金に含まれるので、残り時間にも留意しておきましょう。
シャワーを終えたらバスタオルでしっかりと体を拭き、用意された紙パンツに穿き替えてメンズエステの「正装」に身だしなみを整えます。
3.マッサージ開始
紙パンツを穿き終えたら、外で待機しているセラピストを呼びます。
ベッドルームまで一緒に案内してもらい、いよいよ施術のスタートです。
施術は、うつ伏せから始まるのがスタンダード。まずお客さまにうつぶせになってもらい、背中→お尻→脚の順で背面のマッサージをします。
背面のマッサージが終わったら、お客さまにうつぶせのままカエル脚や四つん這いになってもらい鼠径部のマッサージを行います。
鼠径部のマッサージが終わったら、お客さまに仰向けになってもらい、身体の前面のマッサージをするのがおおまかな流れです。
お店によっては仰向けからスタートのケースもありますが、ここではうつ伏せからの流れに沿って説明していきます。
どんな体勢をとればいいのかはセラピストが教えてくれるので、その指示に従いましょう。
3-1.指圧トリートメント
施術の序盤は、指圧で全身をトリートメントしていきます。
事前のカウンセリングに従って、特に凝りがひどい部位や重点的にケアして欲しいところはしっかりともみほぐします。
もみほぐしていく順番は、お店によって異なります。足→背中→肩が一般的ですが、背中に馬乗りになって首筋・肩から指圧を始めるセラピストもいたりします。
3-2.アロママッサージ
指圧を終えると、次はアロママッサージです。
温めたアロマオイルを足元から背中→手と徐々に塗り広げ、全身をほぐします。
セラピストは手のひらや肘(ひじ)などを使い、入念にマッサージしていきます。
ですが、このマッサージはまだまだほんの序の口。
ここから次第に密着度が増していき、メンズエステの醍醐味とも言えるアクロバティックな施術が始まります。
代表的なメンズエステの大技をご紹介します。
・カエル足
カエル足は、うつ伏せの状態で太ももを左右に開く施術ポーズ。
このとき、膝を曲げて足を「く」の字にした形がカエルの後ろ足に似ているのが名称の由来です。
メンズエステでは、鼠径部マッサージの施術にこの体勢が多く用いられます。
カエル足になった男性をセラピストが背後から抱きつくようにして、股間のキワキワ=鼠径部に手を入れてマッサージでほぐしていきます。
・マーメイド
マーメイドは、セラピストが男性客の足を太ももで挟み、スリスリと脚をすり合わせながらマッサージをする施術です。
その姿が人魚(マーメイド)が泳いでいるように見えることから、この名称が付けられました。
応用編として、男性の足を挟み込んだ状態で、上半身をマッサージするパターンもあります。
・四つん這い
四つん這いでは、背後から鼠径部などのキワどい部分を施術します。
男性にはかなり恥ずかしいポーズですが、これを楽しめるようになれば一人前のメンエスユーザーです。
四つん這いポーズは、メンズエステの醍醐味と言ってもいいでしょう。
・横向き施術
四つん這いの後、横向き施術に移行します(お店によっては横向き施術を行わないケースもあります)。
横向き施術では男性が側臥し、下側の足は伸ばしたまま、上側の足だけ折り曲げた体勢になります。
その体勢でセラピストが腰に密着する形で足の間から手を入れて、下腹部近辺をトリートメントしていきます。
股間(鼠径部)とお腹付近を同時にトリートメントされるので、ドキドキするようなきわどい感覚を楽しめます。
3-3.仰向け(上半身メイン)
うつ伏せ施術が終わると、次は仰向け施術です。
メンズエステの施術は、この辺りから終盤に差し掛かってきます。
仰向け施術ではセラピストが男性客の頭側に立ち、デコルテ(胸辺り)から徐々に下腹部に向けてトリートメントしていきます。
この体勢はセラピストが男性客に覆い被さることになるため、おっぱいスタンプが発生しやすいポーズです。
おっぱいスタンプとは、男性客の顔面にセラピストの胸が当たるハプニングのこと。おっぱい好きの男性には至福の時間となります。
眼鏡をしている男性は、あらかじめ外しておくといいでしょう。
3-4.仰向け(下半身メイン)
上半身への仰向け施術を一通り終えると、今度は下半身のトリートメントです。
セラピストが男性客の足側に移動し、開脚させた両足の中に割り込む体勢で施術を行っていくのが基本となります。
仰向けの下半身トリートメントでは、かなり濃厚な密着マッサージが期待できます(セラピストやお店にもよります)。メンズエステの施術において、クライマックスとも言えるサービス内容です。
仰向け施術にも、うつ伏せポーズと同様にアクロバティックな大技が行われます。
代表的な技には、スパイダーと呼ばれる施術があります。
・スパイダー
スパイダーは、仰向けに寝た男性客の頭上に跨って行う施術テクニックです。
仰向けになった男性に低めの四つん這いポーズで跨り、片手で届く範囲をトリートメントします(もう片方の手は、自分の体を支えるのに使います)。
セラピストは大胆なポーズになる上、密着感がかなり高いサービスだと言えます。
このとき、セラピストがゆっくりダイナミックに動くことで、男性客のドキドキ感がさらにアップします。
4.施術終了~シャワー
施術時間が終わるとセラピストから「ここまでです」といった声が掛かります。
セラピストによっては、ここでハグなどの密着サービスがあることも……。
施術が物足りない場合、延長したいと伝えればセラピストの都合次第では可能となります(延長料金が別途必要です)。
全ての施術が済んだら、再びシャワータイムとなります。
コース時間内には最初と最後のシャワーの時間も含まれているため、実際に施術を受ける時間はコース時間よりも短くなります。
仮に最低一時間はみっちりとマッサージを受けたいという場合は、余裕をもってそれより少し長い時間(90分コースなど)を選んでおいた方が賢明です。
ほとんどのメンズエステでは水溶性のアロマオイルを使っているので、シャワーで簡単に落とせます。全身のオイルを綺麗に洗い落とし、すっきりと帰れるようにしましょう。
オイルは水溶性のものを使っている店舗がほとんどなので思ったより簡単に落ちます。
シャワーを終えたら、着替えて全てのサービスが終了です。
5.お見送り
セラピストに入り口まで見送られて、帰宅します。
どんなに名残惜しくても、ここはスマートに帰るのがマナーです。
施術時間が過ぎてもなかなか去ろうとしない迷惑な男性客は「クソ客」認定されてしまいます。
セラピストは次の予約が入っていたりするので、どんなに名残惜しくてもスマートに帰るのがマナーです。
まとめ
以上、基本的なメンズエステの流れをご説明しました。
冒頭にも書いた通り、これはあくまでも一般的に多いパターンです。
お店によっては、違う流れやイレギュラーな施術が行われるケースもあります。
逆に言えば、そのイレギュラーさや幅の広さがメンズエステの魅力とも言えます。
メンズエステのサービス内容は、セラピストの寛容さによっても変わってきます。だからこそ、メンエス遊びは飽きることなく、男性を虜にしているのです。